WBC日本代表、胸のすくような完勝！！

こんなに息詰まる、胸が潰れそうな思いで祈るように応援した試合が、これまでの野球史、いや日本スポーツ史であったでしょうか。王監督も試合後、自分の野球人生でも最も大きな勝利だと言ってましたね。恐らく、日本スポーツ史上、３本に入る大一番だと言えるでしょう。

まず、上原！彼はホントに凄いですね。あの素晴らしいコントロールと勢いは今日も健在！国際試合20戦負け無しという驚異的な力を証明しましたね。里崎のリードもよかったんでしょうね。常にストライクが先行しピッチャー有利なカウントを作ってましたし。でもやっぱり凄いのは上原かな。胸のすくような三球三振が何度もありましたね！

ただ、今日も打線がなかなか繋がらない。イチローの連続ヒットそして盗塁でランナー二塁という状況が何度もあったにも関わらず、タイムリーが出ずにランナー残塁という展開が続く。唇を噛む展開が続くものの上原は必ずその裏の相手の攻撃を毎回シャットアウトしてくれました。そして今度こそ！と次の攻撃に賭けるという繰り返し。６回まで文字通り息詰まる投手戦で0-0の均衡状態が続く。

そして、７回。　4番松中の素晴らしいライト前2塁打！続く多村の送りバント失敗で嫌な空気が流れましたが、そこで王監督が動き、代打福留！そして　その采配が大当たり！なんと代打ホームラン！思わずテレビの前で拍手しました！日本中の皆が歓喜した瞬間でした。感動でしたね！

続く打者も里崎、宮本、イチローが駄目押しの追加点を入れ、一挙５点。ここで韓国の戦意をやや喪失させたと思います。

そして、その後を藪田、大塚がきっちり押さえたことも素晴らしいと思います。いくら大量リードしていても最後のアウトを取るまで気を緩めずに集中していましたね。

 大塚投手のblogも早速更新されてます！

 

ちょっと意外だったのが、試合後の韓国サポーターが「日本はやっぱり強かった」「韓国が負けたのは残念だけど、日本にはアジアの代表として頑張ってもらいたい」といったコメントをしてたことです。　あんなに気性荒く見えていて、実はなんか韓国人って凄くスポーツマンシップがあるなぁと思いました。相手の勝利や強さを認める言葉ってなかなか言えないですよね。　勿論、お互い正々堂々と戦ってきたからこそ、サポーターからも相手国を称えるような言葉が出たんだと思いますが、もし日本が負けてたら、素直に韓国にそういう言葉をかけてあげられたでしょうか？

今回のWBCからは、色んな教訓を得ましたね。　どんな手を使ってでも勝つより、たとえ試合には負けたとしても正々堂々と戦った方が、見ている側からは真の勝者として認められること。可能性が少しでもある限り最後まで諦めてはいけないこと。そして喧嘩や戦争じゃなくスポーツなんだから、やはり終わった後はお互い相手の健闘を素直に認めることが大切だと。

ここまでの日本代表の戦いは、自分のテニスや仕事にもとても良い刺激になりました。そして、日本の武士道精神の素晴らしさも再認識させてくれました。正々堂々、真っ向勝負、言い訳無しで何事にも向かっていきたいと思います。

コメント 2

いやー、今日の試合は興奮、そして感動しました！
代打ホームラン時は思わず大声を出してしまい、
一緒に見ていた息子は一瞬固まりました(笑。
次の試合も勝って世界一になって欲しいっ！
by hiro-s (2006-03-19 23:59) 

hiro-sさん、コメントありがとうございます。　これだけ熱戦が続くと、ソフトボール選手の血が騒いだのでは？
by boribori (2006-03-20 11:00)